午前8:30~11:30
午後13:30~16:30
近年、眼科検査機器は多様化し、当院でも新たな検査機器を導入しています。特に当院の専門領域である黄斑・網膜硝子体疾患における眼底検査は発展し、現在の診療において不可欠です。
視能訓練士(Certified Orthoptist:CO)は日々研鑽を積み、高い技術で検査を行う眼科に特化したスペシャリストとして、最新の眼科診療を支え、質の高い医療の提供ができるよう日々の業務に当たっています。
視能訓練士は、白内障患者さんに対して術前から術後まで5つのタイミングで関わることで、安心して手術を受けていただけるよう努力しています。
初診時には白内障の手術適応の有無を確認するための検査を行います。また、散瞳して眼底検査を行います。眼底の状態把握は、術後の見え方の予測にもつながります。手術前に治療が必要な疾患があれば、治療を優先する場合もあります。
術前検査として、角膜屈折力・眼軸長を含めた約5項目の検査を行います。各検査結果の整合性を確認しながら検査を行うことで、適切な眼内レンズ度数の選択を可能とし、患者さんの術後満足度向上につなげています。
手術について理解していただき、不安のない状態で手術を受けていただくことを目的として、患者さんと付き添いの方へ説明冊子、タブレットなどを用いて手術方法や眼の状態についての説明を行います。
術前検査で行った検査データを解析し、眼内レンズの度数計算を行います。患者さんの希望や眼の状態に合わせて最適なデータを抽出し、医師へ眼内レンズの度数決定を依頼します。
術後には視力や眼圧等の検査を行います。また、ご本人の見え方に不自由がないかも確認します。見え方でお困りの場合は、後日眼鏡処方を行うなど、術後もフォローしていきます。
役職 | 氏名 | 出身大学 | |
技士長 | 瀧澤 剛 | 川崎医療福祉大学 同大学院修士課程修了 |
取得資格 |
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資格
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副主任 | 井上 崇 | 九州保健福祉大学 | 取得資格 |
資格
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副主任 | 池田 享平 | 川崎医療福祉大学 | |
資格
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資格 |
発表日 | 学会名/タイトル/発表者 |
2023/9/17 | 中四国視能訓練士会第39回研究会 Toric眼内レンズ選択における角膜乱視の分布 ○井上 崇 |
2023/4/6-9 | 第127回日本眼科学会 弱視における対光反射異常と瞳孔中枢経路 ○瀧澤 剛 |
2020/10/3-16 | 第61回日本視能矯正学会 緑内障における新たなブルッフ膜開口端の解剖学的乳頭解析と視野との関係 ○井上 崇,瀧澤 剛,矢野 保乃花,髙橋香里,岡野内俊雄,細川満人,荒木亮一 |
年 | 論文掲載誌/タイトル/著者 |
2019 | 神経眼科 巻:36(386-396) RAPDの臨床価値〇瀧澤剛,三木淳司 |
2017 | Neuroophthalmology 巻:42(139-145) Relative Afferent Pupillary Defects in Homonymous Visual Field Defects Caused by Stroke of the Occipital Lobe Using Pupillometer〇Takizawa G,Miki A,Maeda F,Goto K,Araki S,Yamashita T,Ieki Y,Kiryu J,Yaoeda K |